2010年09月15日

大阪府知事と大阪市長との意見交換会の動画です

 9月9日の大阪府・橋下知事と大阪市・平松市長との意見交換会の動画が、大阪市役所のHPにアップされていましたので、リンクしておきます。
 今は、トピックのトップページになってしまうので、すぐにリンク切れになると思いますが、バックナンバーである限りでは、リンクの貼りなおしをする予定です。
 動画で2時間は、大変だと思われますが、どうぞ。


(追記)動画のリンク先を府のHPのリンク先に切り替えました

意見交換会の動画(前半)
意見交換会の動画(後半)

議事録

posted by 結 at 03:45| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする

2010年10月14日

「市役所が、区役所の財政調整をやってる」と誤認させる発言はどうかと思う

 今回は、橋下知事の言葉尻をとらえた突っ込みです。だから、ちょっとした話題のはずです。

 大阪市分市案撤回の次の記事の中で、橋下知事のコメントで気になるものがありました。
 http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101011/lcl1010110043000-n1.htm

 分市案撤回発表の翌日に、平松市長と同じイベント(御堂筋kappoのこと)に参加中、橋下知事から、次のような発言があったそうです。
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橋下知事は「平松市長は地方交付税制度をまったく理解していない。財政調整を担うのはガバナンスがきいていない今の大阪市ではなく、新しい大阪都がやればいい」と持論を展開した。
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 大阪市(多分、大阪市役所のことだと思います。)って、財源調整を担ってましたっけ?
 今回、財源調整の話が出てきたのって、橋下知事が、大阪都構想や大阪市分割案で、大阪市を、会計的にも独立した都区や新市に分割するという提案を行ったことで、出てきた話だったはず。ひとつの自治体の中で、「財源調整」って、何を言いたいのでしょう?

  「新しい都庁」とやらは、都区に対して財源調整だけを担いたいのでしょうけれど、政令指定市の市役所と区役所って、そんなものじゃありません。
 大阪市を会社とすると、市役所が本社で、区役所が支店のようなもの。
 住民登録の事務に着目すると、区役所の職員の人件費は市役所が払って、業務のためのシステムの開発、運用、保守は、市役所が行って、区役所の端末機のリース契約や設置工事の契約も市役所でする。市民へのお知らせ文書とかあれば、市役所で印刷して、宛名もプリントして封筒に入れて、場合によったら、(区役所名で)市役所から、まとめて発送してしまいます。(たぶん、合ってると思うけど、あくまで想像なので、違ってる点があれば、ゴメンナサイ。)
 市役所と区役所って、業務ごとに一体で仕事してるはずだけど、こんなので、「財源調整」って、どうすればできるのでしょうか?
 それとも、大阪府庁って、福祉事務所や児童相談所、土木事務所など出先機関の財源調整をするための役所だったのでしょうか?(そんな府庁なら、いらないです。)

 多分、「区役所は、市役所から独立性の高い組織で、市役所は区役所の財源調整をしている。」という、誤ったイメージを与えるために、意図的に発言されたのだと思うのです。
 でも、知事という立場の人が、他の自治体の組織や役割を誤解させる発言を、意図的にしても、いいものなのでしょうか。
 意図的でない場合でさえ、例えば、パンフレットなどで他の自治体について、誤った説明をしていたら、直ちにパンフレットを回収して、(配布済みなどで)誤解を与えそうな先には訂正の説明をして、当該団体へは平謝りでお詫びをするものだと思います。
 ましてや、意図的な発言で、新聞で大きく報道されたものだったりしたら・・・。
 「知事」って、どんなことをしても許される、それほど「偉い人」だったのでしょうか?

 それとも、もっと怖い想像なのですが、橋下知事は、大阪市役所が区役所の財源調整をしているのだと、本当に信じていたりするのでしょうか?
 そんな理解だと、市役所や区役所の業務や役割について何も理解していないということで、それで、大阪市を分割して都区にするなんて提案をされているのだとしたら・・・・
・・・・・・どうなって、しまうのでしょう・・・・・・

 せめて、橋下知事が、その程度のことはきちんと理解しながら、誤ったイメージを植えつけるために、あえて大阪市役所に誤解を招くような発言をされたと、願っています。
 そうでなければ、怖すぎです。


 追記です。
 10月12日の毎日放送「ちちんぷいぷい」の取材で、橋下知事は次のように発言されていました。
 「分市の場合には、新しい財政調整の仕組みが必要になりますけども、都構想の場合には、大阪市役所が今やってる財政調整のやり方を「都」がやるんで、まったく財政格差が生じないっていうことをはっきり打ち出すために、まあ、ちょっと、議論の過程をオープンに出したんですけどもね。」

 「大阪市が財政調整をやってる」と言いふらしているのは、言い間違いとかの余地なく確定ですね。
 でも、この発言だと、本気で分かってないように聞こえてしまうのですが、大丈夫なんでしょうか。

 「大阪市役所が今やってる財政調整のやり方を『都』がやるんで」という発言を、市で「財政調整」ってあり得ないので「予算編成」と読み替えたとしても、それだと、都区に事業や予算の裁量権がなくなるので、「都区」でも「都制度」でもないですよね。
 支離滅裂に思えてしまうのですが・・・・。


・・・もし、この記事を気に入っていただけましたら、目次から、他の記事もどうぞ。
   大まかに大阪都構想のことを知りたい方は、まとめブログをご覧ください。
posted by 結 at 02:47| Comment(6) | その他 | 更新情報をチェックする

2010年10月28日

大阪都構想なら、都区の財政格差は全く生じないと断言したはずでは・・・

 報道記事での橋下知事の発言への突っ込みです。

 大阪都構想の財源調整について、大阪府議会での橋下知事に対する質疑が記事として紹介されていました。
 http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201010250221.html

 内容としては、大阪都構想の都制度の下で、どのような財政調整の仕組みを作るのかを問われた橋下知事の答弁です。
○複雑な地方交付税制度を例に挙げ「総務省はものすごく複雑怪奇な仕組みをうまいこと作っている。実際それをやっているんだから、都制度の財政調整なんて『へのカッパ』」と強調した。
○知事が想定する詳細な制度設計の内容は「新しい制度をやるときに、どこまで詳細にやるのかは限界がある」とかわし、「制度設計は行政マンの知恵(が必要)」と訴えた。

 つまりは、まだ何も説明できるようなことは、考えられていないということですね。

 この件についての発言の経過を確認しておきましょう。
8月28日 橋下知事は、大阪都構想と並行して、大阪市分市案を提案し、「都制度にはこだわらない。市の分割であれば、国の交付税制度で財政調整もできる」と語りました。
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20100829-OYO8T00271.htm

9月9日 橋下知事と平松市長の意見交換会の中で、大阪市分市案では大きな区間格差が問題と指摘する平松市長に対して、橋下知事は「ですからこれも、いざとなれば、大阪市がやらなくても交付税という制度で財政調整を図られるんです。もう自動的に市に・・・。」と語りました。

10月10日 「大阪市分市案では、区間格差が大きく、9市のうち7市が赤字、そのうち5市が財政破綻する」と大阪市から発表されたのち、財源調整の考え方について約1週間迷走したのち、大阪市分市案の撤回を発表し、橋下知事は「(自治体間の格差を埋めるために)結局、財政調整機能が必要ならば、分かりやすい制度の方がいい」と語った。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101011/lcl1010110043000-n1.htm

10月12日毎日放送ちちんぷいぷいの取材に対して、橋下知事は、「分市の場合には、新しい財政調整の仕組みが必要になりますけども、都構想の場合には、大阪市役所が今やってる財政調整のやり方を「都」がやるんで、まったく財政格差が生じないっていうことをはっきり打ち出すために、まあ、ちょっと、議論の過程をオープンに出したんですけどもね。」と語った。

それでもって、10月25日に府議会で、大阪都構想の下での財政調整について問われて、「制度設計は行政マンの知恵(が必要)」と回答。具体案はなかったことを明らかにした訳です。

 10月12日のTV放送を見る限り、橋下知事は、自信満々に「大阪市役所が今やってる財政調整のやり方を「都」がやるんで、まったく財政格差が生じない。」と明言されていた訳ですが、大阪市分市案でも区間格差は交付税制度で財源調整されるから問題はないと明言されていた時と同様に、具体的なものはなかった訳ですね。

 橋下知事は、大阪都構想で、とってもカッコいいスローガンを自信満々に語ります。でも、具体的なことは、ほとんど語りません。
 いったい、何を信じろというのでしょうか。
posted by 結 at 04:52| Comment(8) | その他 | 更新情報をチェックする