6月24日(木)の毎日放送お昼の情報番組「ちちんぷいぷい」で、「朝の会見で橋下知事が、ちちんぷいぷいに噛み付いた。」と放送をしました。
経緯としては、次の通りです。
前日23日(水)の「ちちんぷいぷい」で、大阪都構想について、次のように取り上げました。
その中で、今までの橋下知事の発言の中で、あまり具体的なことは出てきていない。大阪都構想が何なのかという前に、まず東京都が何か分からないといけない。「都」は別格で、道府県より使えるお金が大きい。本来、市の財源となる固定資産税を都が徴収し、都が45%を取り、23区(特別区)に55%を配分する。これがこの話の最大のポイントです。
その替わり、都が、自治体をまたぐ仕事、上下水道、消防などを行い、特別区(23区)は福祉や医療など住民に身近な施策を行います。区長を選挙で選び、区議会を設けます。
「本来は、ウチの区では、もっとお金が入るはず。」と世田谷区や千代田区では、何度も独立の話が出ています。
大阪都実現のハードルは2つあり、国が特別法を制定すること、その前提として、府民の住民投票の過半数の賛成が必要です。極端な話、大阪市民全員が反対し、それ以外が全員賛成したら、大阪市は解体です。今の処、大阪市議会の賛成は要らないかもしれません。やったことのないことで、そんな規定もないので。
固定資産税が豊かな大阪市は損と思うでしょう。また、府が抜く45%が全て今の市に還元されるならいいでしょうけど、大阪府の赤字を埋めるのに使われたりしないでしょうねと、大阪市から見たら思うでしょう。
このシステムと移行条件について覚えておいてもらって、タウンミーティングとかある時に、皆さんはどう考えるかだと思います。
これに対して、24日(木)のちちんぷいぷいで、24日朝の橋下知事の会見として、橋下知事の次の発言が放送されました。
まあ、あまり特定の番組をいうのもあれですけどね。今日は山中さんがいらっしゃらないからあれですけど、ちちんぷいぷいさんで、僕らの大阪都構想について、デタラメな解説してるんでね。
僕らは一生懸命「東京都に準ずる訳じゃないですよ」って言ってるのに、昨日あのぷいぷいさんでも、まず55%を都が取ってとか、平気でメディアでバンバン流しちゃう訳ですよ。55%取るなんか、ひと言も言ってないですよ。あれは東京都制度で、東京都と東京23区の協議会で決めてる事項ですからね。ああいうね。メディアでなんか勝手に「ポイントは、55%都がお金を握ることです」ということをテレビでバンバン流していいもんかなと。
やっぱり、それじゃあ説明してくれっていう風に、多分メディアの方から言われるのかも分かりませんが、そうであればそれをね、できるだけの環境を、ある程度整えてもらわないと、僕ら一個人の活動をやってる訳ですから、メディアのみなさんのように、それを電波使って説明できる訳じゃないんでね。
そういう意味では、地域政党の位置づけっていうのは、大きなテーマになってくるのか、ないしは、全国各地でこういう地域政党の動きが出ないと、法律上の位置づけにもならないので、大阪維新の会だけだったら、無視されてしまいますから、まっこの辺は、全国でこういう地域政党の動きが出るかどうかにかかってるんじゃないでしょうかね。
・・・と、長くなりましたので、この橋下知事の発言に対する番組側の対応と、わたしの意見は、次回です。