2011年05月01日

嫌な未来になる前に

 以前の記事で、大阪市長選って、究極の小選挙区で比較1位の得票で当選できるから、今の支持率のままで秋を迎えるとすると、大阪維新の会の候補者が大阪市長に当選するのでしょうと書きました。

 そう予想すると、今のうちにしておいた方が良いこととして「大阪市の意見は、今のうちに聞いておいた方がいいかな?」と思うのです。
 具体的には、大阪市が今までに発表している資料などで、橋下知事の主張と対立するかなと思うものは、今のうちに見ておいた方が良さそうです。そして、もし気になるようであれば、ブックマークではなくファイルそのもの(特にPDFで公開されてる場合)をダウンロードして、手元に残しておくのがお勧めです。HPからファイルが削除された後になって、慌てても遅いですから。

 例を挙げておきます。
〇地域主権改革などに関するよくあるご質問(Q&A集)
 2月に発表されて、橋下知事が怒りまくってた資料です。公式には地域主権改革などで寄せられた質問への説明ですが、橋下知事の市役所攻撃に対する反論集と受け取る方も多いと思います。

(退避ファイルはこちらです)
地域主権改革などに関するよくあるご質問(Q&A集)
FAQ01
FAQ02
FAQ03
FAQ04
FAQ05
FAQ06
FAQ07
FAQ08
FAQ09
FAQ10
FAQ11
FAQ12
FAQ13
FAQ14
FAQ15

〇市政改革の成果(平成18年度〜22年度)〜市政改革早わかり〜 (PDF)
       この資料が掲載されている元ページは、コチラです。
 関市長時代に、まとめられた市政改革目標が、どのように達成されてきているかを、具体的に説明しています。
 この資料が目障りだろうなと思うのは、ひとつは、関前市長が立てた市政改革案が、平松市長になって頓挫したという宣伝に根拠がないことが明確にされていること。ふたつめは、これ以上の改革を行わないと「今の市役所がダメ」で「市役所改革」を掲げたことが嘘になってしまいますが、これだけ「項目」と「達成率」が明確にされてると、迷惑でしょう。「橋下府政改革と同レベルの改革を断行!」といったような、もっとふわっとした、スローガンで行きたいでしょうから。

〇大阪市と大阪府の借金の状況について
 大阪府と大阪市のの財政状況を比較し、臨時財政対策債や実質公債費比率など、地方財政の理解に必要な知識も丁寧に説明してくれています。
 当然、大阪市の財政状況と比較すると、大阪府の財政状況はかなり悪いよと宣伝してるんですけどね。

〇大阪市財政の状況について(平成23年4月)


 これ以外の資料でも、今後、削除が危惧されて、見ておいた方がいいよといった、大阪市の資料があれば、教えていただけると嬉しいです。

 なお、上記の資料も、全面的に支持をするということではありません。橋下知事が語るような「今の区役所の予算は〇億円。同規模の市なら〇百億円の予算を持ってる。」などのBPOへ通報したくなるような宣伝はともかくとして、上記の資料も、役所が公開している情報ですから、自分の都合の良い点はなるべき強調し、都合の悪い点はできるだけ説明しない、その程度のことは、ある程度あるだろうと思います。(「どの程度か」は大切で、あまり極端な例と並べられて、「同じ」にされると迷惑だと思います。)
 それでも、橋下知事が語るような情報を、少しでも客観的に見るために、異なる立場からの情報と捉えると、とても貴重と考えます。

 今後、大阪市長選・大阪府知事選で、大阪維新の会の候補者が当選した場合、危惧されることのひとつは、偏った情報だけになってしまわないかということです。

〇橋下知事のこれまでの説明を聞いてきて、自分を正当化するために手段を選ばず、かなり一方的な情報発信をする傾向があるように思っています。
〇橋下知事と、ある程度異なる立場で、組織的に情報を作成して発信できているのは、現状、大阪市長くらいかなと思っています。
〇本来、中立であり、行政や権力者が偏った情報を流すようであれば、それを正すべきメディアは、現状、発信力のある情報提供者の情報を、ただ垂れ流すか、ひたすら賛美するかのいずれかになっているように見受けます。(情報の垂れ流しを行ってから、ちょっとした警告のコメント程度は付け加えることがありますが。)情報の偏りを中和するような、批判的立場からの検証は、あまり期待できそうにありません。
〇橋下知事は、府議選・市議選まで「行政は政治に中立であるべきだ。大阪都構想は政治の問題だ。」と主張していました。(だからといって、「府知事」や「大阪府」が中立だったとも、関与してこなかったとも、全く思いませんが。)けれども、大阪市長選・大阪府知事選後は、この見解を変えると予想します。「大阪都構想は、選挙で府民・市民の信任を得たから、次は行政の出番だ。」といった主張でしょうか?その時は、大阪府庁・大阪市役所の組織をあげて、大阪都構想の正当化に励むでしょう。

 勿論、このような心配が杞憂に終わることを、わたしは切望します。今後、選挙等がどのように推移するとしても、大阪市民・大阪府民に対して、客観的判断を行うに足りる、中立的な情報が、行政やメディアの責任で提供されることを、望みます。
 でも、そんな夢物語を言ってても仕方がないので、まずは、できることをやるのが大切かなと思うのです。


・・・もし、この記事を気に入っていただけましたら、お勧め記事のまとめ目次から、他の記事もどうぞ。
   大まかに大阪都構想のことを知りたい方は、まとめブログをご覧ください。
posted by 結 at 04:38| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。