2011年04月16日

統一地方選2011詳細

 今回は、大阪府議選、大阪市議選、堺市議選について、少し詳しく見ていきたいと思います。ポイントとしては、大阪維新の会が過半数獲得できなかった大阪市議選で(候補者さえいれば)もっと議席獲得ができたのかという点と、大阪維新の会はどの程度の支持を得られたのかという点です。

 選挙までのニュースなどを見ていると、大阪維新の会は、橋下知事の圧倒的な支持率を背景にしつつも、多数の市議候補の擁立に苦しんでいると報道されていたように思います。
 では、過半数獲得ができなかった大阪市議選で、候補者さえいれば、もっと議席獲得はできたのか?です。

 区別の候補者別の得票状況を、政党別に整理して見てみたのですが、大阪維新の会が追加の候補者を立てていれば当選していたと思われる区はありませんでした。(つまり、大阪維新の会が候補者を1人追加し、大阪維新の会の得票数を完全に平均に分配したとして、他党の最低得票の当選者の得票数を上回る区というのは、ありませんでした。)

 逆に西淀川区では、2人擁立で共倒れになっていましたから、候補者を1人に絞り込んでいれば、当選していた可能性があります。また、東淀川区と西成区では、大量得票の当選者が新人の候補者に対して上手に票割りをしていれば、あと各1名当選している可能性がありました。
 ただ、こういう可能性は他党にも、もっとあった訳で、他党がそうして議席を獲得していたなら、大阪維新の会は今よりも議席を減らしていた可能性がありますから、あまり語るべきでない「IF」なのかもしれません。
 どちらかといえば、大阪維新の会が大阪市議会で33名を当選させ、候補者擁立の調整や票割りを完璧に行ったとしても、3名上積みの可能性しかなかったというのは、市議選での得票を最大限に活かした、芸術的なまでの候補者擁立と選挙活動がされていたと言えそうです。

 次に、今回の選挙から、大阪維新の会がどの程度の支持を得ていたのかを考えてみます。

 メディアでは、大阪維新の会が、府議会で過半数を獲得し、大阪市議会、堺市議会でも第1党へと大躍進で、大阪維新の会の大勝利と報じられています。まるで、府民・市民の大多数から大阪維新の会は支持されており、大阪都構想は府民・市民の信任を得たかのような報道ぶりです。
 でも、大阪維新の会がどの程度の票を得て、府民・市民からどの程度の支持を得たのか、冷静に分析している報道はあまり見かけません。「大勝利!」と煽り立てるのが、ニュースとして視聴者に受けるのでしょう。
 ・・・ということで、きちんと数字を追って見たいと思います。

s-統一選01.jpg
 大阪府議選、大阪市議選、堺市議選での政党別の議席数と得票数です。
 大阪維新の会は、府議選で41%の得票で52%の議席を得ていますが、大阪市議選では33%の得票で38%の議席、堺市議選では29%の得票で25%の議席を得たに止まります。
 大阪府議選と比較すると、大阪市議選、堺市議選での得票と獲得議席が、随分と少ないことが分かります。
 大阪維新の会は、大阪市・堺市での支持が低く、大阪市・堺市以外の高い支持率が府議選での過半数獲得に繋がったのでしょうか?
 いいえ、これが全く違うのです。

s-統一選02.jpg
 この表は、大阪府議選の結果を、大阪市域、堺市域、その他地域に分けたものです。
 府議選では、大阪市、堺市でも大阪維新の会は、府下平均に近い約4割の得票があり、議席の獲得割合に至っては、約6割です。その他地域の議席の獲得割合は46%ですから、大阪維新の会の府議会で過半数の議席は、大阪市・堺市で6割の議席を得たことが大きな役割を果たしたことになります。

 なぜ、有権者が同じはずの大阪市・堺市で、府議選と市議選の結果が、こんなにも違うのでしょうか?
 選挙区ごとに比較をするとよく分かるのですが、大阪市・堺市では府議選が定数1〜2の小選挙区なのに対して、市議選では大阪市が定数2〜6、堺市が定数3〜10の中選挙区であることが、大きく影響しているようです。

 府議選が大阪市・堺市で小選挙区なことは、結果に2つの影響を与えています。
 ひとつは、定数が多いと各党の候補者が出揃うのですが、定数が少ないと、落選覚悟ともいかず、候補者を出していない政党がいくつも出てきます。そのため、市議選は、各党の候補者が出揃っていることが多いので、入れたい政党の候補へ投票できるのですが、府議選でその政党の候補者がいないというケースが多々でてきます。この時、白票にするケースもあるようですが、「他党の候補者でもいいや。」と投票するケースが多いようです。
 今回、大阪維新の会は、府議選でも大半の選挙区で候補と立てていましたから、この「他党の候補者でもいいや。」で逃すよりも、受け皿になるケースの方が多かったようです。
 公明党で比較するとよく分かるのですが、大阪市内で市議選の得票割合21%に対して府議選が12%。堺市内で市議選の得票割合22%に対して府議選が6%です。公明党の支持者が府議選で公明党の候補者へ投票しなかったなんてことは当然なく、府議選では公明党が候補者を立てていない選挙区が多かったのです。(大阪市で24選挙区中6区、堺市で6選挙区中1区のみの擁立でした。)
 こうやって、小選挙区のため、入れたい政党の候補者がおらず、他党へ票が流れた結果が、大阪維新の会の大阪市内で市議選の得票割合33%に対して府議選43%。堺市内で市議選の得票割合29%に対して、府議選39%となったと思われます。
 ちなみに、府議選でも各党の候補者が出揃った東住吉区や西成区では、市議選と府議選で各党の得票割合に大きな差異は見られませんでした。

 もうひとつの影響として、小選挙区の特徴である死票が出易いことです。何しろ、定数1ということは、得票割合の一番高い政党がその選挙区の100%の議席を獲得するということですから。この小選挙区制度の得票割合の高い政党に有利な特徴が、大阪維新の会の大阪市・堺市での府議選の、4割の得票で6割の獲得議席に繋がったと思われます。

 つまり、大阪維新の会は府議会で過半数を得たといっても、入れたい政党へ投票できるなら3割の得票のはずが、小選挙区で候補者が出揃わないために4割の得票を得て、死票の出易い小選挙区制が有利に働いて過半数の議席を得たというのが実情のようです。それでも、過半数を得たということは、大阪維新の会は府議会で100%の決定権を持つということです。

 この分析を以って、大阪維新の会が府議会で過半数の議席を行使するのがおかしいなんて言うつもりはありません。大阪維新の会の府議会での過半数は、現状の選挙制度に基づく正当なものです。ただ、府民・市民の圧倒的な支持を得た結果とまで言えるかについては、少し疑問符を付けておきますが。
 また同時に、大阪市議会・堺市議会での3割の得票による、38%、25%の獲得議席割合も正当なものです。この数字は、大阪維新の会への支持が、過半数でも、まして圧倒的多数でもないことを、明確に示しています。

 最近の橋下知事の発言によると、府議選・市議選の結果が出たばかりにも関わらず、市議選で過半数を得られなかったためか、知事選・市長選で大阪都構想の「信を問う」のだそうです。

 知事選・市長選は、府全体・市全体で、それぞれ1人の当選者を決める、究極の小選挙区です。多分、各党への支持が現状のままであれば、大阪維新の会の候補者が当選するのでしょう。
 けれども、そのことを以って大阪都構想が信任を得たことになり、今回の府議選・市議選で示された民意がなかったことになるのではありません。
 ただひとりの当選者が100%となる市長に対して、多様な民意を負う議会がチェックを行っていくのが、市長と議会の二元代表制です。市長選で大阪維新の会から市長が当選したとしても、大阪維新の会の市議たちが、託された民意を負って振舞うように、他党の市議たちは、大阪維新の会を選ばなかった民意を負って振舞う責任があるのです。

 わたしたちが期待をして一票を投じた市議が、その期待に応えてくれるのか、それを見つめるのも、市民であるわたしたちの役割です。


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   大まかに大阪都構想のことを知りたい方は、まとめブログをご覧ください。
posted by 結 at 03:15| Comment(8) | その他 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。いつも大変勉強になる記事をありがとうございます。

今回の選挙結果については、私も結さんと同じような感想を持ちました。

そもそも大阪都構想は、大阪府議選、大阪市議選、堺市議選の3つにおいて維新の会単独で過半数をとり、その過半数をもって各議会で決議をしてから詳細な制度設計に入るという予定だったはずです。
その決議の前提となる過半数が2つの議会でとれなかった以上、当初の計画どおりに構想を進めることは困難となったわけですから、橋下知事の言うとおり、今回の選挙は維新の会の「敗北」と言っても過言ではなく、ましてや「大勝利」や「大躍進」などと表現するのは全く外れていると思います。

小選挙区が多い大阪府議選では、さきの小泉劇場や民主党の政権交代のときと同様、最も支持率の高い政党がかなり有利なわけで、今の橋下知事の支持率からすれば過半数獲得は十分可能性があると思っていました。

私にとっての焦点は、大阪市議選、堺市議選で維新の会が過半数をとるかどうかであり、堺市議選では告示日に過半数の候補者を擁立できなかったことで不戦敗という形になりました。
そして、大阪市議選でも当選は33名にとどまり、これで堺市や大阪市が分割されることはなくなったと胸をなでおろしていたのですが、なぜか選挙後の報道では維新の会が各議会で第1党になったということばかりが強調されています。
選挙前に橋下知事が「過半数をとれなかったら解散」と言っていたことには全く触れず、「大躍進」とか「大阪都構想へ一歩前進」などと無責任に騒ぎ立てるメディアには本当にうんざりしています。

また、秋の大阪市長選には橋下知事自身あるいは橋下知事の推す候補を立て、大阪都構想の信を問うそうですが、これについても結さんのおっしゃるとおり、市長選で維新の会が勝ったら大阪都構想が信任を得たことになるというのは余りにも自分勝手な考え方です。
大阪都構想についての信は既に今回の統一選で問うたはずで、大阪市議会、堺市議会では賛同を得られなかったわけですから、現在の都構想は取り下げるのが筋だと思います。

これから各党との協議で修正した都構想を出してくるのかもしれませんが、市域を特別区に分割するという点は譲れないのだとすれば、一体どこを譲った案を出してくるのでしょうか。
大阪都構想の区域に入れられてしまった市の住民として、これから先まだこんなことに気をもまなければならないのかと思うと憂うつになります。
Posted by 牛石 at 2011年04月16日 15:56
牛石さん

>橋下知事の言うとおり、今回の選挙は維新の会の「敗北」と言っても過言ではなく、ましてや「大勝利」や「大躍進」などと表現するのは全く外れていると思います。

橋下知事の発言をそのまま捉える人はまあいないでしょう。いたとしたら、ちょっと日本語の理解力に問題があります。

今回の選挙結果は概ね大阪維新の会及び橋下知事を信任したと捉えるべきでしょう。その点についてはマスコミは間違っていないと思います。一方、大阪都構想を支持しない人たちもいるわけですから、折り合いの付くところを探っていくという作業が今後数ヶ月続くことになります。
私は以前大阪に住んでいましたが、これだけのリーダーシップを発揮できる知事がいる今の大阪を羨ましくおもいますよ。
Posted by KY at 2011年04月17日 00:06
>KYさん

多数の府民、市民が橋下知事や維新の会を支持していることは否定しません。それは議席数が示しているとおりです。
しかし、2つの議会で過半数をとれなかったことにより、維新の会にとって唯一の存在意義である大阪都構想のスケジュールが不透明になったわけですから、橋下知事が今回の結果をどう表現したかにかかわらず、その点は敗北であることに違いはないと思っています。

また、絶大な人気を誇る知事が独自の政党をつくり、現職も含めて多数の候補を擁立すれば、これぐらいの議席数を獲得するであろうことは想像にかたくないわけで、今回の結果はある意味順当だったと思っています。いくら大幅に議席数を伸ばしたとはいえ、順当な結果が出ただけなのに、そんなに大騒ぎする必要があるのかなということです。

あと、橋下知事の発言をそのままとらえる人はいないとのことで、確かに橋下知事はこれまで何度も発言を翻してきましたので、私も知事の発言をそのまま受けとめているわけではありませんが、なぜ橋下知事だけはころころと言うことを変えても批判されず、それが個性であるかのように認められるのか、私には不思議でなりません。普通、公人がこれだけ発言を変えれば、もっと非難されてしかるべきでしょう。

Posted by 牛石 at 2011年04月17日 02:45
牛石さんへ

 一般に政党は議席数を増やせば勝利だということと、橋下知事は今期の選挙の結果を以って大阪都構想を実現させることを勝利条件としていることを、メディアが意図的かどうか分かりませんが混同していることが話をややこしくしてますね。

 議席数を大幅に伸ばしたという意味での「勝利」は認める必要があります。けれども、選挙前に目指していた都構想実現の道筋が採れなくなったという意味では「勝利」とはいえませんね。(完全に道が断たれた訳ではないので、敗北との決め付けも難しいのですが。)

 橋下知事が府民に言ったことを簡単に翻す人だというのは分かっていることですが、だから認めるというのもヘンな話です。
 政治家も首長も語った言葉には、きちんと責任を持たなければなりません。それをしていないことも、メディアがきちんと指摘をしていないことも、大いに批判をしていきましょう。

KYさんへ

 いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。
 選挙結果は、一定の府民・市民が大阪維新の会と大阪都構想を信任したことを示すのみで、大多数の府民・市民が信任したとまでは言えないと思われるということは、記事本文で説明をさせていただいた通りです。

 今回の選挙結果は、大阪都構想実現という目でみると、赤信号とまで言わないまでも、黄信号程度の状況と捉えています。理由は次のようなことです。
○選挙前まで、橋下知事が主張されていた都構想実現の手順が採れなくなったこと。
○都構想に実現には、最低、大阪市議会で自民・公明いずれかの協力を得る必要がありますが、自公の市議を支持してくれた人を納得させられる内容が必要です。都構想の骨格のままでは難しいでしょう。(知事と維新の会は、この一年の活動で市役所や市議会の他党を攻撃し、ひたすら溝を深めてきたということもあります。「市長選で勝てば、協力せざるを得ない」というのは、ただの希望的観測です。)
○選挙後に知事が出したスケジュールでも、選挙前より半年から1年遅れています。他党と協調が必要ということは、維新の会のマニフェストのような強引なスケジュールでは進められなくなるということもあります。都構想確定までに、次の府議選・市議選を迎える可能性が高くなります。それは、良くも悪くも、今回の選挙結果はリセットされるということです。

 多分、大阪維新の会は、大阪都構想実現の協力を取り付けるのではなく、具体案を示すために「案を作ること」の理解を得るという結果に止まるように思っています。その後の可能性として高いのは、「黄信号」の状態を引きずり、都構想を実現しないまま、次回の府議選・市議選にもつれ込むことではないかと思っています。
Posted by 結 at 2011年04月18日 05:13
始めまして。府政市政に興味がありプログ拝見させて頂きました。
都構想の期待は二の次で、負債を抱えた状況を解消する切欠が必要と思い、維新の会を支持している立場です。
タウンミーティングに参加しましたが、都の設計は選挙後から二年ぐらいかけて作り、更に次回の選挙で国民に判断してもらう、という感じで言ってたのでこれからの論戦が始まるのでしょうね。

しかし地方行政の現状理解するのは難解...
公表している平均給与だけでなく、手当を含まないとまともに比較できないなんてな。まあ企業も基本給減らして税金負担を軽くする手口があるから理解できなくもないが...
Posted by Sada at 2011年04月20日 14:00
Sadaさんへ

 いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。
 都構想は、大阪府財政の改善には有効かもしれません。ただ、大阪市民・堺市民の身近な行政を削って、府の財政改善や公共事業経費に充てるのは、市民としては堪らないと思うだけです。(維新の会の方は、認められないかもしれませんが。)
 2年後の住民投票にしても、憲法95条の規程で国会の法制後に住民投票が決められてるだけで、そこまでに議論が深まったり、住民の要望を十分に聞いたりするかは、かなり疑問を持っています。これまでの議論が、あまりに恣意的な正当化の議論ばかりでしたから。

 地方行政理解の難解さは、全く同意です。
 例に挙げられた府市職員の給与水準の話にしても、ちゃんと理解をしようとすると、専門家である役所が整理してくれた情報がないと困難な訳ですが、基本、大阪維新の会の情報も、大阪市役所の情報も、恣意的な情報と考えないと、ミスリードされる可能性が高いです。このブログでは、結局、府市の総人件費の推移の比較に止めました。

 ただ、自分たちに影響しそうな大きな枠組みの話については、あまり細やかな制度の話に入らない方が理解し易いのではないかといった印象を持っています。そして、あるところからは「何を信じるか」にならざるを得ないと思っています。(例えば、身近な行政を削っても、知事に財源を集中し、基盤整備=大規模公共事業を行えば、大阪の経済が発展し収入も増えるから、市民は身近な行政を削った以上に豊かになると信じられるなら、「大阪都構想は成長戦略だ」は成立しますし、信じられなければ、市民は身近な行政を削られるだけです。)

 もし、このブログで、少しでもお役に立てる情報や考え方があれば、うれしいです。
Posted by 結 at 2011年04月22日 04:39
こんばんは

大阪都構想というより、橋下構想

どうよくなるのかさっぱりわかりません。

最近まで無関心でしたが、各種橋下構想が出てから
そうではいられなくなってきました。

自分たちの生活に直面してくることが多くて。

都島区の府議会議員さんのブログです。
http://blog.hanaya-mitsuyoshi.jp/

知事就任された、最初のころと現在とでは、接し方が
かなり、違ってきているようです。

この方は、党の旗というイメージはなく、
個人的な地道な活動派の方のような印象です。

この方、知事と区民の間に挟まれてしまいました。

知事に従えば、自分の支援者が遠ざかる。

区民の声と知事の間にはあきらかにズレがあるのです。

今回の選挙では、維新の会派から候補が立てられてしまいました。
当選されたのでよかったのですけど。

この記事を読んで戴くと、わかると思います。
まさにこれにあてはまります。

http://www.pressnet.co.jp/osaka/kiji/110423_01.shtml


Posted by 都島区民1 at 2011年04月23日 00:03
都島区民1さんへ

 大阪都構想は、特別区域となる特に大阪市民、堺市民には、身近な行政に大きな(マイナスの)影響を与える可能性が高いもので、無関心でいていいものではないと思います。
 ただ、橋下知事からの説明が、どんどん変わっていることもあり、内容を十分精査できる情報を提供しないと断言していることもあって、メディアの報道も、ひたすら礼賛するか、知事が流す情報を表面的に垂れ流すかしかないようです。だから、ご紹介いただいた府議さんのブログでの二重行政に関するやり取りのような理解の方が、多いように思います。
 ただ、大阪維新の会は、恣意的な宣伝しか行ってきませんでしたので、今後、例え検討が進んでも、理解が進むような情報提供があるかは、懐疑的に思っています。

 ただ、ご紹介いただいた大阪日日の記事についても、現時点までの情報があれば、東京都の例を単純に当てはめるより、もう少し進めた議論をした方がよいように思います。また、財政格差の資料は、分市案に対する試算であって、「特別区の財政格差」としてしまうと、誤りではないかと思います。
 橋下知事が語る情報を垂れ流すだけでない、報道をされようとする姿勢は貴重なだけに、内容の吟味が更にされるといいなと思っています。

 大阪都構想に対する、より冷静な理解が進む中で、市民ひとりひとりが、本当に自分が望むものなのかを判断できる状況になればいいなと思うのですが、今のところ、その目処はありません。

 また、前回のコメントでもお願いをしましたが、このブログでは、コメントの書き込みは、コテハン(固定ハンドルネーム)の使用をお願いしています。(捨てハン禁止)
 次回以降、「都島区民1」(または類似)のハンドルネームでコメントの書き込みをいただいた場合、コメントの内容に関わらず、削除させていただきます。ご協力よろしくお願いしたします。
Posted by 結 at 2011年04月24日 05:33