2010年12月30日

橋下府政4年目「ふるまい」は・・・

 産経新聞2010年12月30日(木)に「社会部発」として、次の記事が掲載されました。
 ネット上で該当の記事が見つけられなかったのですが、あまりに「その通り!」と思う記事でもあり、ご紹介させていただきます。

 橋下府政4年目「ふるまい」は・・・

 行政がつくる専門家の委員会が、首長の意に反した結論を出すことはまれだ。だから、橋下徹知事の依頼で地方自治の専門家が集まった大阪府の自治制度研究会が今月、将来の都市のあり方について「まずは大阪府と大阪市が協議すべきだ」と話をまとめたことは少し意外だった。
 この1年、地域政党「大阪維新の会」の代表にもなった橋下知事の中心政策は「大阪都構想」だった。府市を再編し、東京都のような都区制度を導入するという構想を年頭から繰り返し説明してきた。知事は事あるごとに「話し合いでは進まない」との姿勢を示してきただけに、研究会の指摘は不満だったと思う。研究会は都区制度導入にも否定的で、大阪都は「困難」という話もあった。
 結果に納得がいかなかったのだろう。知事は研究会について「府の一研究機関が政治団体(維新の会)に間違ったコメントをするのはやってはいけないこと」と発言。一時は抗議する姿勢まで見せた。
 自分で研究を依頼しているのに、結果が気に食わなかったら文句をつけるというなら、注進に「余はそんな話は聞きたくないぞ」と暴れる殿様と同じだと思ったが、知事なりの理由もあったという。
 大阪都構想は維新の会の主張であり、府の正式な政策ではない。府の機関である研究会には「大都市のあり方について議論してほしい」と依頼しているだけで、大阪都構想の政策評価をするのは研究テーマの範疇外だということらしい。
 ただ、研究会が大阪都構想に肯定的な評価をしていたなら、知事はおそらく「抗議する」と言わなかっただろう。知事の反発も想定されるなかで、多様な議論を行った研究会のメンバーは真摯だったと思う。
 理由があったにしろ、府の研究会という内部の意見について、知事が「抗議」という言葉を使って強い不快感をしめしたことには、懸念も抱いた。今後、府庁の部下や身内が、知事に対して問題を指摘したり、意見したりするのをためらうようになるのではないかと思ったからだ。
 単身、府庁に乗り込んだ就任当初とは異なり、知事としての実績を重ねた橋下氏は、いまや庁内で歴然たる地位を獲得し、強い権力を手中にしている。
 来年2月には就任3年を迎え、1期目の任期の最終年度に入る。大阪都構想実現のため、来秋の大阪市長選出馬にも含みをのこしている橋下知事。政策的実績はもとより、そのようなふるまいにも注目したいと思っている。
-------------------------------------------------------------------------

 なお、この記事と関連して、橋下知事が10月に、府自治制度研究会の中間まとめを、民主党岡田幹事長に送って大阪都構想の議論の証とするとしたこと、および大阪都構想の良しあしは府自治制度研究会で精緻な議論が行われていると語ったことを伝える、次の記事もご紹介しておきます。
大阪日日新聞 2010年10月20日

「議論」の証し伝える 岡田幹事長発言で橋下知事

 橋下徹知事が代表を務めるローカルパーティー大阪維新の会の「大阪都」構想について民主党の岡田克也幹事長が「あまりにもザクっとした議論で、誠実さを欠いている」と発言したことに対し、橋下知事は19日、府自治制度研究会の中間まとめの資料を幹事長に送って「議論」の証しを伝える考えを示した。

 岡田幹事長は来阪した17日、街頭で来春の統一地方選の支持を訴えた後、報道陣の質問に「もう少し突っ込んだ議論をしないと小泉さん(元首相)の時のように『改革だ』と言うけど終わってみたら一体何だったかとなりかねない」と指摘していた。

 橋下知事は報道陣を前に「都構想の良しあしは自治研のリポートに出ていないが、精緻(せいち)な議論で府と大阪市の再編は必要と結論付けている」と説明。「僕は小泉さんの改革は失敗と思っていない」とも語った。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101020/20101020028.html
posted by 結 at 21:40| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。