2010年08月18日

30万人の市の市長との距離感

 大阪都構想では、260万人の大阪市では、市長が住民のニーズに副った行政をすることはできない。大阪市は分割して、30万人規模の都区(=市)にして、住民の代表となる市長をおく必要がある。ということのようです。

 30万人規模となった都区で、住民を代表する市長が、住民の意向に沿った良い行政を行うために、どういうことが必要か考えてみました。
○住民の意向を代表すると信用できる人が、市長の候補者として立候補していること。
○(自分が投票した人と限らなくても)住民の意向を代表すると信用できる人が、市長に当選すること。
○当選した市長が、期待に副った市政を行ってくれること。
○期待に副った市政が行われなければ、(リコールとまでは言わなくても、)次の市長選挙では、市民が、市民の意向を代表すると信用できる候補者を立てて、当選させることができること。
 逆にいうと、260万人規模だと、これらのことが、全くできていないと言われているのかなと思います。

 30万人規模=260万人で8人を選ぶ選挙(できれば、1選挙区で当選者がひとりの選挙)って、どんなものでしょうか。
市議会議員 260万人で89人 市民に近すぎです。
府議会議員 260万人で(大阪市内)34人 やっぱり市民に近すぎます。
衆議院議員(選挙区) 260万人で5.5人。(第6区が、守口市、門真市を含むので、0.5人換算にしました。)ちょうどではありませんが、感覚としては、一番規模の近い選挙と言えそうです。

 (少し乱暴ですが)つまり、市長選では全然ダメだけど、衆議院選挙なら、上で挙げたような条件がほとんど満たされていて、当選された衆議院議員の先生は、素晴らしい活躍をされている。市長選も、衆議院選挙と同じような選挙区の規模ですれば、住民を代表する素晴らしい市長を選ぶことができ、期待に副った素晴らしい市政が行われるに違いない。(30万人規模になっても、市役所の職員は、元の大阪市の職員さんですから、市長に奮闘してもらわなければ、多分、変わりません。)
 ・・・と、このように信じられる方にとっては、30万人規模の市の市長との距離感は、望ましいに違いありません。

 わたしにとっては、市長選と衆議院選で、そんなに距離感とか、上で挙げた条件の満たされ具合で、違いがあるのかなと思ってしまいます。本当に感覚になってしまいますが、市長選の方がまだ、マシじゃないかと思ってしまうところすらあります。
 だから、わたしにとっては、「30万人の市(=都区)になれば、住民を代表する市長を選べる。」とか、「市長と市民の距離が近くなる。」と言われても、実際の感覚としては、「???」としか思えないのです。

 このお話の結論は、大阪市に住んでいるそれぞれの方の感覚が出すものだと思います。
 さて、いかがだったでしょうか?
posted by 結 at 01:52| Comment(0) | 基礎自治体業務 | 更新情報をチェックする
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