2010年08月07日

橋下知事、大阪都構想を語る(要約版)

 橋下知事が、7月26日の毎日放送「ちちんぷいぷい」に出演され、大阪都構想について話された内容を(その1)〜(その4)として掲載しましたが、さすがに長いので、橋下知事の発言を中心に、少しまとめます。(特に断りがない限り、橋下知事の発言です。また、必ずしも、発言した通りの表現ではありません。)

(その1)より
○都区域は、まず大阪市、堺市をターゲットにしていて、豊中、吹田、守口、八尾、松原、大東、門真、摂津、東大阪の9つの市は、時期をみて、次のステップと考えている。やっぱり、大阪市が中心。

○「大阪市、堺市が区になると、どうなるのか?」という質問に対して、大阪市の266万人の人口は府県の規模があり、その中に市が置かれていないのがおかしいと回答。

○大阪市長は、港、高速道路、地下鉄などの広域自治体の仕事に加えて、基礎自治体の住民に身近なこと、ゴミの問題や舗装の問題まで抱えている。全部やるのは無理。
僕は、あくまで広域の問題に集中しているからできている。自治体の長は、どちらの仕事をするのかを、きっちりと選ぶ必要がある。

○生野区補選、福島区補選で、いろんな人の話を聞きましたが、「市長と話したことない。」って人ばかりだった。これは、基礎自治体として成り立っていない状態。普通は、5万人の市とかなら、ほとんどの市民が、市長と飲み食いしたり、しているもの。


(その2)より
○摂津市長の「大阪市だけが都区になればいい。摂津市は入れなくていい。」の意見に対して、まず、大阪市と考えている。
東京のメディアで、全部権限を持ちたいのかと批判されるが、都は広域行政を行うとしか考えていない。

○八尾市長の「大阪都になれば、どのようなメリットがあるのか、具体的に説明をして欲しい。説明責任の部分で足りていない。」の意見に対して、メリット・デメリット論なんて、行政官僚がやるような議論と、批判。
細かなメリット・デメリット論よりも、大きな方向性を感じて欲しい。都市が国際競争に勝つためには、一定の規模が必要で、そのゴールは関西州。でも、それまでの間に、まず大阪という枠組みで、まとまる必要がある。

○「メリットが分からなくて不安だという市民に、どう説明していくか。」の質問に対して、大阪市内には、住民に身近な市長がいない。生野区は、13万8千人と立派に市の規模があるが、区長は役人で、予算は1億8千万円しかない。大阪市役所が面倒みているというかもしれないが、これでは、地域主権、地域の自立とはいえない。
僕が大阪市役所をぶち壊して、全部吸い上げるってイメージがあるが、市が持っている権限やお金を、区単位に下ろして、あとは住民のみなさんが、お金の使い道を考えましょうと考えている。
どんな施策をするか、住民が選ぶ仕組みにするのが、一番の住民のメリットです。今の大阪市は、それがなってない。

○「都区ではなく、分市ではダメか。」の質問に対して、大阪都構想は、大阪市の中に、いくつか市を作りましょうっていう発想。
 だから、都区になると、お金を都に吸い上げられるという議論が出てくるが、そこは東京都の制度をマネしなくて、(東京都の55%配分などと言わず、)もっともっと区にお金を渡したらいいと思う。


(その3)より
○元杉並区長のインタビューで、「東京都のマネをしては、ダメ。東京都は、市の仕事を引きずっていて、本当は区がやることにも、都が口を出す仕組みが残ってしまった。
 特に、区税となるべきものが、東京都税となってるので、都は財源を持っていて、余計に口を出す。
 ポイントは、権限ではなく、税源だ。やっぱり、お金があるところが、独立する。固定資産税などは、きっちり大阪市の区に移譲しておかないとおかしい。税源を明確にすること。

 権限などは、協議しても、もう何十年も引っ張り合いをしている。第三者機関みたいなものの、客観的な答申を基に議論する必要がある。」という内容が、流された。

○「第三者機関を作るのは、どうか。」という質問に対して、客観的な第三者機関なんて、作りようがない。だから、選挙で選んでもらうと考えている。

○大阪都構想は、大阪維新の会で、府議会議員や僕が個人の資格でやっている。だから、こまかな制度設計までは、無理。(だから、細かな制度設計は、統一地方選挙後、府民、市民に大阪都構想が選ばれた後に、行うことになる。)

○「固定資産税や法人市民税の都税化について」の質問に対して、細かな制度論に入ると、結局、都構想が悪いとなる。
 税源の問題は、僕も一番重要だと思う。でも、区役所の予算って、1〜2億円しかない。都税制度で、都が何%で、区が何%というのは、後の制度設計になるけれど、少なくとも、人口規模に応じた市並のお金は、区に下ろす。
 東京のメディアは、批判のある東京都制度をなぜ今やるのかという。東京都違って、大阪は、まだ区が独立していない。まず、区を独立させて、まだ不都合があるんだったら、(一般の市を)更なる発展として目指しましょう。

○「固定資産税は、都区に渡すということか。」の質問に対して、どの項目(税目)のどの額を、どう渡すかといった制度設計は、後で決めればいい。
イメージとしては、各(都)区が何百億単位の予算を持つ。そこからスタートしようというのが、大阪都構想。


(その4)より
○「大阪市議会、堺市議会で過半数を目指すというが、(新たな法律が必要となる)大阪都構想は、国会議員の仕事ではないか。」の質問に対して、まず、府議会、市議会で議決をして、意思表示をしないといけない。知事・市長が、都構想に向かって動くためにも、議会の同意が必要となる。
 民主党は、地域主権と言っている。大阪府民がみんなそれを望んでいると意思表示をすれば、大阪都構想も後押しせざるを得ないと思う。

○「分市なら、大阪市議会で決められるのではないか。」という質問に対して、「そこがね、いろいろあるんですね。」と分市を否定。

○大阪府と大阪市が、それぞれ税金を握って、お互いバラバラなことをやるよりも、一本化して勝負をかけましょう。
大阪都にして、大阪都が全部お金を吸い上げるとかじゃなくて、大阪全体のことが、ちゃんと大阪都が決められるような仕組みにする。

○特別区でなくても、市でもいい。都にお金を持っていかれる、口を挟まれると言われるなら、より区が独立するようにして、ゆくゆくは「市」って名前でもいいと思う。

○「大阪市の職員は、多い。この職員は、区の職員になりますね。」の質問に対して、「そうです。」と回答。

○大阪市の職員が多いのは、広域の仕事をやる職員が多いから。大阪府庁と大阪市役所を併せれば、職員はもっと減らせる。そこで浮いたお金を、どんどん、教育、福祉、医療に回せばいい。
 大阪都は、どんどんとお金を稼げる自治体としたい。
posted by 結 at 02:58| Comment(0) | 概要 | 更新情報をチェックする
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