2010年08月02日

橋下知事、大阪都構想を語る(その3)

・・・(その2)からの続きです。

(レ)その進めようとされている区長公選制ということに関して、もうおひと方、聞いてきているんです。
 東京都で区長を11年、東京の区長ですね、杉並区長を11年務められました山田宏さん、今は日本創新党の党首でもいらっしゃるんですが、お聞きしてきましたのが、お金(税金)の分け方について、ここがとっても重要だと。

(山)(元杉並区長 山田宏)東京都のマネしちゃダメですよ。
 東京都っていうのは、東京市から東京都になってますので、市の仕事をひきずってる訳です。
 財源があるからなんですけど、保育園とか老人ホームとか、こういうところで口を出してきますので、本当は区がやるべきことなのに、東京都がある程度口を出す仕組みが残っちゃった。
 それから、区税になるべきものが、東京都税になってますので、(東京都は)財源を持ってるわけです。財源を持てば、口を出してきますから。

 ポイントは、権限じゃなくて税源なんです。税源。
 やっぱりお金のあるところが、独立するんです。お金なくて、権限だけあったって、独立できないんです。
 例えば、固定資産税とか、そういったものは、きちっと、やはり、大阪の市の区に、移譲しないとおかしいです。税源がすべてです。税源を明確にすることです。

(レ)でも、われわれ一般府民・市民はですね、これは区がやるべきで、これは都がやるべきという、あまり区分けが素人には見えにくい・・・
(山)見えにくいですねぇ。最終的な決定者は、市がなくなった場合、府と新しくできる23区のような、特別区との協議でしょうけども、協議しても引っ張り合いになりますので、第三者機関みたいなものがあって、そこから客観的な答申をもらって、そしてそれを議論して、決めていくしかないんじゃないですかね。

(レ)実際、東京都の場合、現場レベルで、(引っ張り合いのようなことは)あるんですかね。
(山)今、やってますよ。23区と東京都との協議機関があって、もう何十年もやってますよ。
(レ)でも、なかなか、やっぱり決着しない?
(山)もう細かい、こんな権限、こんな権限がいっぱい出てきて、それをずっとやってると、気が遠くなるような話ですよ。

(司)これは、現実的な話として、僕もイメージできるんですよ。今の話はね。
 結局、お金をどこが持っていくのか。で、うちはこうしたいんやと、いろいろ言い出しますしねぇ。
(レ)まずその、どこの部分を、橋下知事のイメージする大阪都がやって、どこを区がやるのか。最終的に引っ張り合いになった時、第三者機関を作るのは、どうかと。
 これはどう、お考えでしょうか。
(知)ただ、第三者機関、今、府の中にも、今作って研究してますが、これは大阪市から見れば、第三者機関じゃないんですよね。あくまでも、府の第三者機関である。
 だから最後はね、その案を出して、選挙で決めるしかないんですよ。第三者機関といっても、本当に客観的な権限を持つ第三者機関なんて作りようがないですから。だからそれは、選挙で選ぶということで、僕らは大阪維新の会をやってるんですけどね。
(レ)細かい権限について、どこまで全部選挙で聞けるか(ここで、司会者、割って入る。)
(司)その時の地域エゴっていいますかね、それはモロに、どんどんと、逆に顕在化してくるというイメージもあるんです。
(知)あります。ただ、これも先ほどいいましたようにね、国造りをやる時に、細かな制度設計まで、これは今、大阪維新の会っていうのは、役所を使ってませんから、みんな府議会議員とか、僕個人の資格でやってるんですね。
 で、国の政党っていうのは、政党交付金で何百億っていうお金が行きますが、僕ら一切お金が来ないので、そこまでの制度設計を全部やるっていうのは、無理ですね。だから・・・

(コ)何がしか、税金の再配分機能を整えると、これ一番難しい話ですけど、固定資産税とか、法人市民税の一部を都というところが、いったん何とか、広域行政に使う分と、あと、やっぱりでこぼこしてる分を直さなアカンと思うんですよ。それ、非常に難しい方程式ですよね。
(知)だからね、細かな制度論に入っていくと、こうなって。
 結局、都構想が、悪い、悪いってなるんですが、もう一度言いますけどね、税源の問題ありました。僕、そこが一番重要だと思うんですけどね。
 じゃあ、生野区にいくらお金があるかっていったら、1億8千万なんです。でも、13万8千人の規模があれば、他の大阪府内の市町村と比較すれば、380億の予算を持っているんです、普通は。でも、生野区は1億8千万円、これ全部ありますけど、西成で2.17億円、一番大きい北区でも、2.24億、微々たるお金しか、区に渡されていないんです。
 だから、僕らがいうのは、何%、何%っていうのは、後の制度設計になるけども、少なくとも、今の市町村並、いわゆる市並、その人口規模に応じた市並のお金わね、まず、区に下ろしましょう。

 東京のメディアが、この都構想を批判する時に、こういう言い方をするんですね。東京都制度についても、今、批判があると。何故、批判があるものを、今、やるんだと。
 違うんです。東京都っていうのは、既にもう、区が独立してるんです。そのプロセスを踏んで、もっと区を独立させようっていうのが、「都制度いけないんじゃないか。」って、批判なんです。
 大阪の場合には、まだ区が独立してないんです。前段階なんですよ。だからまず、区を独立させて、そこで、まだ不都合があるんだったら、更なる発展を目指しましょうと。
 繰り返しになりますけど、区は全部1.8億とか、1.90。でも、これが市であれば、福島区の5万人の規模、6万人の規模でも、180億の予算を持ってるのに、福島区では、1.54億なんです。
 まず、市並にお金を下ろして、そこから細かな設計をしていったらいいと思うんですね。
(レ)おろすということは、固定資産税は、イメージではもう、各特別区に渡していくという意味ですね。
(知)それはね、固定資産税にするのか、例えば、東京都制度だと、市町村の法人税を(都が)もって、住民税分は区が持とうとか、そこはね、制度設計、どの項目のどの額は、どう渡すかって、後で決めればいい訳ですから。
 ボリュームとしてはね、イメージとしては、各区が、市並の予算を持つと、何百億単位の予算を持つ。そっからまず、スタートしましょうっていうのが、大阪都構想なんです。

・・・・・以下、(その4)に続きます。
posted by 結 at 01:19| Comment(0) | 概要 | 更新情報をチェックする
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