2010年07月29日

橋下知事、大阪都構想を語る(その2)

・・・(その1)からの続きです。

(司)まだ、分からないことの多い大阪都構想について、ある方々にお話を聞いてきています。
(レ)(レポーター)今、先ほど、知事のお話では、まずということで、一度エリアから外されたのかもしれませんが、都区になるとされていました八尾市と摂津市の市長に、直接、大阪の再編ということでは影響が出てくるでしょうから、お話を聞いてきました。
 まずは、橋下知事にココをもっと説明してもらいたいという、ご意見をおふた方に聞いてまいりました。

(レ)まずは、大阪都特別区のエリアに入っている八尾市長に、大阪都構想についての不安を聞いてみました。
(八)(八尾市長 田中誠太市長)
 大阪都になれば、これだけのメリットがありますよと、市民サービスが、これだけ向上しますよというメッセージが必要だと、僕は思ってるんですね。
 例えば水道も、大阪市の方が絶対、水道料金が安いので、区になれば、水道料金が安くなるんだろうとか、あるいは、70歳以上の高齢者は、バスや地下鉄がタダになりますので、大阪市はね。だから八尾市民も、全部それでいけるんだろうとか。
 街の安心、安全。大阪は治安が悪いね、ここは、こうしますよとか、子供たちの教育については、こんだけ力入れますよとか。
(レ)それが、今はまだ具体的ではないという印象ですか。
(八)まだやっぱり、説明責任の部分では足りない。

(レ)また、同じエリアに入ってる摂津市長は、区分けについて、不安を語っています。
(摂)(摂津市 森山一正市長)
 大阪都で一番大切なんは、大阪市が問題なんです。大阪市が。
 大阪市以外の衛星都市というんですか、これは、それなりに、それぞれが一生懸命努力して、ひとつひとつ大阪府の町づくりにですねぇ、まあ、いろんな役割を果たしてきてるから。
(レ)大阪市だけを特別区にすればいいという印象ですか。
(摂)まず、そっからですねぇ。
(レ)つまり、周りの今、(摂津)市も入ってますが、特別に、無理に入れなくていいんじゃないかと?
(摂)そうそう。「そこら(周辺9市)は、みんな区になったら、ええんやないか。」と、あれは恐らく、漠然と絵を描かれただけやと思いますから。
 大阪都になることによって、広域的な取り組み、これがしっかりと都でですね、運営されるならば、10万未満の街でも、十分ひとつの市として、成り立っていくと、わたしは思ってますよ。今のところはね。

(司)摂津市長の言ってらっしゃること、非常に具体的で、何となく分かるんですが。今の摂津市長の、どうです?
(知)摂津市長の、いや、そうなんですよ。あの、だから、まずは大阪市ということで。
 というのは、あの、これは東京のメディアは、大阪都構想、これは知事自身が(僕自身が)、何でもかんでも、全部権限を持ちたいのかって、よく批判をされるんですが、違うんですね。
 広域行政という、本当に産業政策とか、港とか、空港とか、大きなエリアで考えないといけないことは、大阪都でやりましょう。そうすると、摂津市と大阪府の関係でみても、大きな話は、役割分担できてるんですよ。大阪府と市の間で。摂津市というところは、住民に身近なこと。ゴミの問題とか、そういうことですね。大きな問題は大阪府って、役割分担が出来てるんで、ここは第2段階。
 まずは、大阪府と大阪市の問題を片付けたあとに考えれば、いいことだと思うんですね。

 でねぇ、八尾市の田中誠太さん、この議論が一番ねぇ、行政官僚がやるような議論で、メリット・デメリット論なんていうのは、これは役所的な発想なんです。
 今の大阪都構想っていうのは、これ、明治時代に作られた国の形、これを変えようっていう話であって、細やかなメリット、デメリットよりも、大きな方向性を感じていただきたいんです。というのはね。今、先ほど言いましたように、大阪市っていうのは、ひとつの都道府県と考えてくださいと。大阪市だけで260万、域内の総生産、経済的なGDPっていうのは20兆円。この規模では、世界では通用しないんですよ。で、あのう、貨幣価値が違いますから、大体、域内総生産は、20兆ですけども、貨幣価値ひっくり返せば、もう、大阪の何倍も上なんですね。ヨーロッパ行っても、ロンドンでも、パリでも、みんなその都市が競争するときには、競争する都市って大きさっていうのは、一定の規模が必要なんです。
 僕は、だからもう、大阪市っていうのは、110年間続いてきた役所組織は一回改めて、世界で通用する規模はどこかって考えたら、僕のゴールは、関西州。でも、関西州へ行くまでの間に、まずは大阪って枠組みで、1回まとまりましょうっていうのが、僕の考えなんですけど。

 メリット・デメリットは、細かく考えていったら、そら、色々ありますけども、大きな方向性として、世界と戦うためには、今の大阪市役所と大阪府庁が、別個、別個でいいですかと。
 オリンピックの招致、見てください。大阪市、かつてもう、惨敗しましたよね。全然もう、世界に通用しないんですよ。でも、東京都クラスになると、決勝まで行った。だから、世界で通用する都市の規模はって考えた時に、僕は大阪ってところで880万でまとまりましょうよって、いうとこなんですよね。

(レ)ただ、今そうおっしゃいますが、一番市民に向き合ってる、近い距離の市長が、そのメリットが分からないと説明できないので、不安だということを、現状抱えているという意味では、どう市民に説明していくか、なんです。
(知)それは、八尾市はまだ、八尾市のままでやってもらっても結構です。
 だけど、大阪市内を見てください。住民のみなさんは、自分に近い市長がいないですから、各区、各区で、独自の政策を打てないんですよ。例えば、こないだやった生野区、あそこは13万8千人の人口がいるんです。13万8千人の人口といえば、大阪府域内にたくさん、あるんですよ。箕面とか、池田とか、河内長野とか、みんなこれ、選挙で選ばれた長がいて、独自の政策、いっぱいやってますよ。
 でも、大阪市内には、13万8千人の規模がある生野区でも、区長は役人で、予算は1億8千万だけ。大阪市役所が面倒みてるじゃないかっていうんですけども、これは、地域主権や分権、自立ではないでしょ。

 だからもう、区でね、僕は、これは大阪市役所から見ると、何か、知事が大阪市役所をぶち壊す。全部なんか、吸い上げるって、イメージなんですけど、違うんです。僕は、区に、今、大阪市が持ってる権限やお金を、区単位に下ろしましょう。で、あとは、住民のみなさんが、お金の使い道、考えましょう。
 例えば、敬老パス、あれ、大阪市全体で敬老パス無料ってやってますけど、もしかすると、ある区においては、敬老パス、ある程度もう、有料にしてもいいと、その代わり、大阪市の最大の大阪問題「公立の中学校で給食がない」んですよ。これをまず、やりましょう。って区が出てきても、おかしくないんです。

 住民が選ぶような仕組みにしましょうっていうのが、一番の住民のメリットなんです。今の大阪市は、それがなってないんです。

(コ)となると、例えば東京の場合はね、ついこないだまでは、区がむしろ、市になりたいといってね、大分、運動をやってたんです。分市という考え方は、ないんですか。
(知)いや、それ、いいんですよ。だから、僕の考え方は、イメージをやる時に、大阪都構想ってやりましたけども、大阪市の中に、いくつか市を作りましょうっていう、そういう発想なんですよ。それでいいんです。
 だから、特別区、あとで問題になりますが、区になると、お金をなんか、都に吸い上げられるって、なんか必ず、そういう議論がでてきますけど、そこは、東京都の制度をマネしなくて、もっともっと区の方に、お金を渡したらいいと思うんです。
 だからそれは、ある意味、あの生野区や天王寺区が、市になってくれたら、いいんですよ、それで。

(コ)あの東京都の(市税の都と区の間での)配分というのは、昔からかわってない。
(知)ねぇ、あれ、変えなきゃいけない。
(コ)ある程度、インフラが出来上がっている大阪市ですから、ここの配分は違ってくるやろなぁと思うんですけども。
(知)そうです。だから東京都が50・・・あっ、これまだ話さない方が・・・。

(レ)その前に、平松邦夫大阪市長が、対抗策ともいうべき、別のアイデアを出してきた。
 (この話題については、省略します。)

・・・・・以下、(その3)に続きます。
posted by 結 at 04:35| Comment(0) | 概要 | 更新情報をチェックする
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