2010年06月05日

大阪都の都区は、東京23区のように豊かになるか(その2)

 大阪都の都区として案に出されている11市と、東京都の特別区23区の財政規模=歳出額を比較してみます。

           歳出額     人口     面積    1人当たり歳出額
大阪都11市  2兆5200億円  546万人  657平方キロ  46万円
東京都23区  3兆 300億円  848万人  617平方キロ  36万円

 歳出額は、東京23区の方が大きいですが、面積は同じようなものとしても、人口が東京の方がずいぶんと多いので、やっぱり、人口1人当たりの歳出額で比較するべきなのでしょう。
 人口1人当たりの歳出額だと、大阪の11市で、十分に東京23区と張り合えますから、この数字だけでみると大阪都の都区が、東京23区並の事業をするのも、大丈夫そうです。

 ただ、他の資料とかを見ていると、東京都では、法人市民税と固定資産税のうち、特別区に配分しなかった分は、都が市の業務を代行するための財源にするということになっているようなのです。
 特別区へ55%配分で、配分額の合計が1兆円。ここから推計すると、都が8000億円の税を、特別区の市の業務に投入していることになります。この話を鵜呑みにすると、税のような自主財源は、それを元に、国から交付金や補助金を受けて事業をしますから、歳出規模としては、2〜3倍くらいになり、2兆円前後の歳出額が、東京都の歳出に隠れていることになり、これを加えると、東京23区の市業務の歳出額は、人口1人当たり60万円近くになってしまいます。

 ただ、東京都が行っている事業のうち、市業務分の歳出額って分からないので、こんな推計値の比較は誤差の幅が大き過ぎて、比較して意味のあるようなものにならないのです。
 つまり、(わたしが得られる程度の情報では、)歳出額を比較する方法で、大阪都11市と東京都23区を比較するのって、できそうにありません。
 次回は、何とかして、比較可能な方法を探してみたいと思います。
posted by 結 at 03:01| Comment(0) | 基礎自治体業務 | 更新情報をチェックする
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