2010年06月02日

大阪都の都区は、東京23区のように豊かになるか(その1)

 以前の記事でも触れたことがありますが、「大阪都の基礎自治体のイメージが浮かばない。」という記者の質問に、橋下知事が「東京都の特別区が、どんな事業をしているか、見てみればいい。」といった返答をされていました。
 また、大阪維新の会の政策の中でも、「都区は、東京都の特別区よりも、権限と財源を有する基礎自治体である。」とされています。

 東京都の特別区といっても具体的な内容までは知りませんが、財政的にも豊かで、先進的な独自の住民サービスを行っているというイメージがあります。
 大阪都になったら、都区は、東京都の特別区のような独自で多彩な住民サービスの提供ができるのかを考えてみたいです。

 まず、そのための整理として、財政力を中心に比較をしたいと思います。

 良い住民サービスを提供する条件は、財政力だけじゃないという意見もあると思います。わたしも、主な条件を挙げるなら、市役所(区役所)職員のやる気、スキル(アイデアの発想力を含む。)、そして財政力を挙げます。

 けれども、人材は、特別な人の有無をいうのでなければ、組織が育てていくものです。
 様々なアイデアを持てるというのは、業務の経験や上から押し付けられた仕事だけではなく、様々なサービスを立ち上げた経験が大切です。
 また、日々の業務だけに追われていては、無理です。新しいことに取り組むための人員の余裕も必要です。
 それから、失敗を恐れず、チャレンジを尊ぶような、組織全体の気風や余裕も大切なことです。
 こういったことの裏づけとしても、財政力は重要となります。

 財政力があれば、良い行政サービスができるとはいいません。
 でも、良い行政サービスを実施するためにも、それから、そういった行政サービスを生み出す組織を育てるためにも、財政力は、重要な役割を果たすと思うのです。

 次回は、この財政力の具体的な比較を行いたいと思います。
posted by 結 at 02:20| Comment(0) | 基礎自治体業務 | 更新情報をチェックする
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