2010年04月25日

「橋下知事だし、任せてみよう!」の問題じゃない

 「府市再編って詳しくはよく分からないけど、橋下知事だし、一度まかせてみようよ。」って、意見をTVの街頭インタビューなどで聞いたりします。
 ただ、府市再編、大阪都構想って、そういった問題と、かなり違うように思うのです。

 ひとつはやり直せないということ。
 昨年の衆院選、民主党による新政権が生まれました。でも、まずかったなと思えば、最長4年後には次の衆院選があって、そこでやり直すことができます。(それまでに、「やり直す」で済まない様々な問題は起きたとしても。)
 でも、府市再編をやって、大阪市民が「こんなはずではなかった。」と思っても、もう元に戻すことはできません。勿論、住民の意思で変えられない地方行政・地方制度というものはないでしょうが、その時は、大阪市民の意思ではダメで、大阪府民全体の意思が必要です。
 大阪市民が一致団結して、元の大阪市に戻したいと主張しても、その時にはできないのです。

 もうひとつは、橋下知事に任すのではないということ。
 基礎自治体業務に、府知事は、多分関与しません。そして、都業務にされると思われる広域行政の機能、例えば、都市計画、地下鉄、市バス、市立病院、水道、下水道、消防署などなどは、橋下知事に託されてるとしても、それは多分、数年のこと。その後は、次の知事に託されていくことになります。
 「橋下知事だから、任せてみよう。」と考えている方、少なくないと思いますが、歴代の府知事を思い浮かべて、あの人たちに任せたいと思いますか?これは、そういう「制度」の選択なのです。

 まあ、歴代市長を思い浮かべて、「この人たちがいい。」という話になるかは、ちょっとモニョってしまいますが、それでも、「大阪市のために活用してもらえる。」ということだけは、信用できます。
 府知事だと、それすらも、ないのですよねぇ。


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posted by 結 at 01:35| Comment(0) | 概要 | 更新情報をチェックする
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